【ハーブウォーター】贅沢なジャーマンカモミール水
フルフリのジャーマンカモミール水
乾燥や急激な温度差で起こりがちな、ニキビや敏感肌のようなトラブル肌のケアに最適なジャーマンカモミール水。抗炎症作用と潤いパワーがあり、季節の変わり目などの時期にぴったりなハーブウォーターです。
「ジャーマンカモミール」とは?
フルフリのジャーマンカモミール水のふるさとは、長野県の中央アルプスのふもとの畑です。カモミールたちは、この地のきれいな空気と雪解け水で育ちます。
普通のよくあるカモミール(ローマンカモミール)にも、保湿、収れんなどの効能がありますが、ジャーマンカモミールの方は特にニキビや敏感肌のようなトラブル肌にやさしいという特徴があります。これは、ジャーマンカモミールに豊富に含まれる『アズレン』という抗炎症成分のおかげです。
そして、もう1つの大きな違いは、香り!!ローマンカモミール水の夏草のような香りと違って、ジャーマンカモミール水は青りんごのような甘くフルーティな香りです。
精油と芳香蒸留水(ハーブウォーター)に。
開花時期に刈り取ったカモミールは、シートに広げて天日干ししていったんドライにします。生のままではあまりいいものができないのだそうです。
ここの農園主、農学博士のKさんは、カモミール大好きなのに残念ながら、菊アレルギーもち(そう。カモミールはキク科の植物なのです)。くしゃみが出るのでこの作業には立ち会えないんだとか。
乾燥したカモミールの花と茎を蒸留器にセットして、蒸留スタート!
お茶を飲んで待っているうちに蒸留終了~!
イラン出張で見てきた、中世からほとんど変わっていない蒸留釜と違って、サーモスタットと電磁弁で電子制御されていますので、見張っていなくてもちゃんと蒸留してくれます。さすがメードインジャパン!
床に置かれたビニールタンクに入っているのが、ジャーマンカモミールウォーターです。蒸留したてでアツアツです。
上澄み部分を採取して三角フラスコにとってると、少し青っぽい色をしています。きれいなインクのようですね。これが、ジャーマンカモミールの精油(エッセンシャルオイル)です。
これが結構、高価なんです!
きれいな青色から、ジャーマンカモミールの精油は「ブルー・カモミール」とも呼ばれます。
この青色は『アズレン』の色。(アズレンの語源。英語で、紺碧の青空のことを”azur”というそうです。地中海の空の強い青色のような。)
炎症をおさえる作用にすぐれており、民間治療薬として、何世紀も前から使用されてきたアズレンは、現在では、胃薬やかゆみ止め、目薬などさまざまな医薬品にも処方されています。
そして、上澄みの下の水部分が芳香蒸留水(ハーブ水)です。こちらも若干青い色がついています。この青が蒸留後だんだん緑に変化します。濾紙を使って上澄みの精油を丁寧にこしとると、ジャーマンカモミールの精油と芳香蒸留水が完成します!
贅沢なジャーマンカモミール水
このジャーマンカモミールの精油は、ほんのちょっとしか取れなくてしかもとっても高価。高値で取引されるため、少量ですごく儲かります。というわけで、この高価な精油を一滴でも多くとるために、蒸留所は努力するのですが、そうすると副産物の芳香蒸留水(ハーブ水)の質がおちてしまうのです。つまり、再蒸留を重ねることで、上の写真のような薄いブルーの蒸留水が、抜け殻のような透明な水になるまで精油を絞り取るのです。
フルフリで採用しているジャーマンカモミール水は、なんと蒸留回数が1回のみ!ジャーマンカモミールの貴重な精油成分が水の中に自然な形で溶け込んでいます。特有のフルーティな香りと、敏感肌にやさしい成分の含有量、自信のハーブウォーターです。
(同じジャーマンカモミール水をつかったハーブウォーター)