【ミネラルファンデーション】色合わせのコツ
◆ミネラルファンデーションは、つけた後に色が変わる!?
実は、ミネラルファンデーションは、つけてから時間が経つと、つけたての時よりも、色がやや濃く(暗く)見えます。
これは、浪打際の砂浜と同じ原理。乾いてサラサラの砂浜にくらべ、波打ち際の、海に濡れた砂浜は、同じ砂でも色が濃く見えますよね?これとおなじで、パウダー状のミネラルファンデが、汗や皮脂に濡れて、色が濃く見えるのです。
ちなみにこれは、ミネラルファンデーションだけ。ミネラルのパウダーを主成分とし、オイルや界面活性剤といった、いわゆる「つなぎ」となるものが入っていないためです。一般的なパウダーファンデーションは、最初からオイルなどが配合されているので、つけてから時間が経っても、色の変化はありません。
添加物不使用ならではの問題ですね。でも、解決は簡単です!
◆色合わせのコツ
コツ①明るめの色を選ぶ
いつもよりもちょっと白いかな~、くらいの肌色がおすすめです。時間が経つと、白さも落ち着いてくるので心配無用。でも、すぐに落ち着かせて確認したい!という場合は、ミスト化粧水などをシュッとひとふき。ハンドプレスでなじませると、「砂浜が濡れた状態」をつくることができます。
パウダーもお肌になじみ、自然なツヤのある仕上がりになります。
コツ②色を混ぜる
明るめがおすすめ、と書いてあるので明るめを選んだら、やっぱり合わないみたい…
そんな時は、1段階暗い色を混ぜることをおすすめします。ミネラルファンデの良さは、粉だけでできているために、素人でも簡単に混ぜることができること。フルフリは、半量、少量のミネラルファンデもご用意しているので、是非ご自身の肌色にあわせて調整してみてください♪
【ミネラルファンデーション】お店では教えてくれない成分の詳細
1.こんな用途で使っています。
用途別に大まかにふたつに分類しました。
★色をつくる成分
マイカ、シリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄
ファンデーションの美しい素肌色をつくり上げる成分です。UVカット成分としても有効。
★しっとりとした質感をつくる成分
タルク、*ラウロイルリシン、水酸化AI
ファンデーションにしっとり感をだし、お肌になじみやすくするための成分です。
*ラウロイルリシン:植物由来のラウリン酸とアミノ酸の一種のリシンから作られるパウダー状の成分。お肌の天然保湿因子(NMF)成分にも含まれており、肌の潤いを保つ働きも持ち、また紫外線をカットする働きをする。感触が良いため、滑らかな使用感を与えるためにも使用しています。
2.ナノ成分は使っていません。
1ナノメートルは、1ミリメートルの100万分の1のサイズ。化粧品に使われる「ナノ粒子」は、直径1~100ナノメートルの、とても小さな粒子です。
化粧品にこの小さな粒子を使うと、可能性が広がります。例えば、白い粉状の成分をお肌にのせると白浮きしてしまいますが、ナノ粒子になれば、透明感を維持することができます。また、美容液などの有効成分を、お肌の奥にまで浸透させたい場合に、その小ささを利用することも。
しかしながら、ナノ粒子化された化粧品の成分が、体内に入り込むと有害になる説もあり、まだまだ研究中の段階。有害だと断定されたわけではないですが、可能性はあるということです。。
確実な安全性が証明されれば、ナノの技術は化粧品にとって、とてもメリットが大きいものですが、現段階では、フルフリでは使用しないことしました。
・食事など、カラダに入るものに気を遣っている方
・無添加、オーガニックが好きな方
・動物実験に反対の方(人体への影響を研究する過程でおこなわれるケースがあるため)
こういった方は、ナノ成分を使用した化粧品は避けておいたほうが無難かなぁと思います。
3.酸化チタンはコーティングされています。
2010年頃、有名な美容ブロガーさんが書いた記事が反響を呼び、酸化チタンのコーティングについてのご質問を多くいただきました。記事は、コーティングされていない酸化チタンは、肌に有害な活性酸素を生み出す、という内容。
フルフリは、現在、コーディングされた酸化チタンを採用しています。
ただし、コーティングされていない酸化チタンが有害、ということに、完全に同意しているわけではありません。どちらとも言えないな、というのが本音です。
欧米では、コーティングなどで添加物を使用することのほうが評判が悪い傾向にあります。微少な活性酸素のような自然現象にたいしては、自然の一部として許容範囲内なのです。さらに、ナノ化されていないような酸化チタンでは、リスクはほぼないと考えられます。
現在、国内では、コーティングされていない原料は見つからないので、徹底的に添加物を排除したい考えの方は、海外製のミネラルファンデを選ぶと良いかもしれませんね。