【植物エキス:魔女のほうき】フェネチルアルコールとは?
天然の抗菌成分
植物エキス『魔女のほうき』で、長期保存により劣化しやすい成分(プランクトンEPS)を導入するにあたり、フルフリでは新しい抗菌成分「フェネチルアルコール」を採用しました。Ecocertオーガニックコスメ認証もうけている成分です。
ローズやゼラニウム、ネロリ水など多くのハーブ水に自然に含まれる抗菌成分で、ハーブ水の劣化を防いでいます。ローズ水のあの、いかにも花の香りらしさの元になっている成分の一つで、石鹸などローズの香りがついた製品の香料として使われることがあります。
ということで、フルフリでは創立以来、ずっとハーブ水に自然に配合済みだった、ということですね。
「魔女のほうき」では、この成分の香りの方ではなく、天然の抗菌効果の方に着目しました。化粧水に希釈すると濃度が95%も薄まるため、抗菌成分はお肌やお肌の常在菌には影響を与えないレベルになります。なので、お肌の弱い方でもローズ水が問題なく使える方でしたらOKということになります。
濃度が95%も薄まると、抗菌力は全く働かなくなりますので、残念ながら化粧水の保存成分にはほとんどなり得ません。(植物エキス内では抗菌力を発揮し、フルフリ式化粧水として、化粧水に混ぜてお使いいただくと抗菌力はなくなる、ということですね。)
アルコールではありません。
「アルコール」、という言葉がついていると、皆さん、「エチルアルコール」(=要するに、お酒、一般で言う「アルコール」)と同じなの?と思われるとおもいます。
この成分は化学の世界ではアルコールの一種ですが、私たちの思うようないわゆるアルコール(お酒)ではありません。実は、保湿成分であるグリセリンやBGも化学の世界では「アルコール」と呼ばれるのです。ご存じでした?
ちょっと難しい話になりますが、化学用語においては、アルコール=エチルアルコール(エタノール、お酒)ではないのです。化学用語のアルコールとは、「炭化水素の水素原子をヒドロキシ基で置き換えた物質の総称」です。
最初に発見されたアルコールがエタノールなので、一般には「アルコール」と言えば、エタノール(おさけ)のことになったそうです。アルコール類の中でも、エチルアルコール(お酒、一般人が言ういわゆる「アルコール」)は、のむと酔っ払い、揮発性が高く肌につけるとスッとします。乾燥させてしまいがちですので肌には避けた方がいいですね。
アルコール類の中の、BGやらグリセリンやらは、保湿効果があるのでお肌にいいです。揮発性はなく、水分を抱えて離しません。
健康な人の肌がしっとりしているのは、肌の分泌した皮脂を常在菌達が分解した天然グリセリンだらけだからです。
全身アルコールだらけ、とも言えますね。w