敏感肌さんの【日焼け止め】との賢いつきあい方
敏感肌さんは日焼け止めを極力使わないほうがいい。
☀夏は肌育のチャンス!
敏感肌の方から、よくこんな相談を受けます。
「肌が敏感な時には、紫外線から守ってあげるために日焼け止めをつけるべきでしょうか?それとも、肌に刺激になるから日焼け止めはやめるべきでしょうか?」
結論、敏感肌で悩まれている方は、日焼け止めで「肌育」を邪魔しない方がよいと思います。日焼け止めというものは、どんな良成分のものでも、敏感肌には負担がかかるものです。日焼け止めを使いたい夏は、皮膚の活動が活発で、健康な皮膚を育てる、一年に一回の絶好のチャンス!秋に到来する敏感肌シーズンや冬のつらい乾燥時期に備えたいですよね。
☀日焼け止めはなぜ肌に負担なの?
日焼け止めは、肌の上に紫外線を反射吸収する成分による人工的な膜を作り、紫外線からガードするというメカニズムです。さらに、簡単に汗などで落ちないようにするために、どうしても接着剤代わりになるような成分を入れざるを得ません。
そうすると、肌全体が皮膜に覆われることになり、正常な肌の機能(ターンオーバーや、表皮ブドウ球菌などの善玉常在菌の活動)を邪魔してしまうことになるのです。
敏感肌さんの日焼け止めとのつきあい方
☀メリハリをつけましょう
敏感肌の方の紫外線予防は、帽子や日傘が基本と考えております。とはいえ、アウトドアなど、長時間、外で過ごす時には、紫外線も肌トラブルの元。公園や海や山など、遮るものがないひらけた場所では、水面や地面からの反射も多いので、帽子や日傘では紫外線を完全には防ぐことはできません。
そんな、ここぞという時にだけ、肌への刺激が少ない、やさしい日焼け止めを使用しましょう。そして、帰宅後はできるだけ早く、肌の上の人工的な膜を取ってあげてくださいね。
日焼け止めを販売しておきながらこんなことを言うのもなんですが、個人的には日焼け止めは必要悪として考えています。毎日一生懸命つける必要はありませんよ^^(ただし、皮膚が健康な方は気にしすぎず、沢山お使いください!)
☀真夏になる前は要注意!
真夏は無意識に、太陽を避ける行動をとります。カンカン照りの日は外出を控えたり、夜間や夕方、朝に行動するようにしたり。帽子や日傘も欠かせません。細かい積み重ねで、知らないうちに紫外線も避けているのです。危険なのは4~5月や梅雨の晴れ間。気温もちょうどよく、太陽が気持ちいいので、自ら紫外線に当たりにいってしまうのです。(子供の場合はシーズンも関係ないですねw)
ぜひ、気持ち良い季節も、帽子、日傘、日焼け止めで、紫外線対策を行ってくださいね!