【美白ケア】【しみ・そばかすケア】そもそも美白とは何??その定義は・・・
美白意識調査アンケートを実施しました
「美白」の定義とは??
アンケートの結果を見ていると、消費者もメーカーも、それぞれ美白という言葉に対して持っている意識が違い、「美白」とは何か、混同しているようです。恥ずかしながら私も混同してました。目指す目的が定まっていないのでは、目指すゴール「美白」にはたどり着けませんので、独自に定めてみようと思います。
🌼消費者が思う「美白」は、『白くなる』ことではなく『透明感』のことらしい
みなさんがイメージする「美白」という言葉の定義は、いただいたコメントから集約すると次のようなものでした。
美白とは、「肌を透明感を感じさせるように美しくし、シミをうすくしたり予防したりすること」
当たり前じゃない?と思われましたか?意外に思われましたか?
寄せられたすべての回答を熟読して、特定のキーワードの分布率などを分析しました。回答の中身を個別に詳しくみていくと、肌を白くすること、に言及した方は4割ほどで、透明感や色むらがないことなどをイメージする方のほうが圧倒的に多い結果が見られました。ほぼ100%の方が、「美白」という言葉に透明感イメージ、くすみレスなイメージを持たれていたのです。
<代表的な回答例>
「シミを消す、くすみをとる、シミ予防」
「シミそばかすを薄くする。元々の肌のトーンに近づける。」
「シミが薄くなり、肌に透明感が出る」
「シミ・そばかす・くすみがなく、透明感があり汚れの全くない肌の状態。」
🌼シミ対策は「美白」じゃないの!?
一方、シミに対しての効能について言及された方は84%。ほとんどの方がシミに言及してますが、私は非常に驚きました。当然100%のかたが、シミに対する効能を「美白」にもっていると思っていたからです。少数派とはいえ、16%もの方にとっては、「美白」=シミ対策ではないようです。
<シミにふれなかった回答例>
「肌の透明感。くすみを取る。」
「首と同じ白さ、透明感のある白い肌になること。(蒼井優さんとか)」
「くすみをとる、くろずみが目立たなくなり、継続して保つもの」
🌼メーカーや役所の「美白」の公式定義は?
美白とは、おそらく90年代に、あるメーカーが宣伝用に思いついた「美」と「白」の二文字の造語です。その意味は、文字通りとると「美しく白くなる」ということですよね。ところが、メーカーや法律上での美白の定義は、次のようなものなのです。
美白とは、「メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐこと」
回答者のほぼ100%の方が期待している、透明感を出す事や、40%の方が期待されている肌を白くすることなどは、特に考えられていません。メーカーや役所が考える美白化粧品は、あくまでもシミやソバカスを防ぐ目的のものなのです。
逆に言うと、メラニン対策をすることにより「肌を白くする」「肌の透明度を上げる」というような、みんなが欲しい「いわゆる美白」化粧品は医薬部外品として認められませんから、日本国内では販売することが出来ないということです。
美白化粧品の効果
前述のとおり、「美白化粧品」として世に出回っているものは、シミやソバカスを防ぐことを目的としていることが分かりました。シミやソバカスを防ぐための製品の【副作用】として、肌のメラニン生成をある程度抑えることは可能ですが、みなさんが「美白」と考えている、透明感やムラのない肌を得られるか、となると、非常に難しいと思います。むしろ美白化粧品を使用することで、かえってお肌のトーンにムラが出たり、透明感が失われる気がしてなりません。(理由は長くなるので又今度、詳しく説明します。)
ちなみに、「シミやソバカスを防ぐ」目的としては、ある程度効果はあると思います。でも、効果があるといっても「ある程度」。やっぱり、美容外科のレーザーでとるのが一番安全で経済的なのではないでしょうか?最近は、価格競争で施術費も安くなって来たようですよ。
「透明感を上げる」「肌のトーンを上げる」の実現には?
透明感を上げる、肌を白くする、などといった効能は、市販の医薬部外品の美白化粧品ではなく、他の化粧品で十分、実現可能です。むしろ、美白化粧品を使わないほうが近道かもしれませんよ?!