【植物エキス:どくだみ・緑茶VCE】成分について
3つの主要成分
🍃どくだみ
様々な美肌効果で知られるドクダミは、生のままでは大きな欠点があります。それはその刺激的な匂い!特に生のどくだみの葉は強烈な生臭いにおいがしますよね。また、肌への刺激もあります。
このドクダミの困ったところを省いて、ありがたい恵みだけをお届けするために、生薬メーカーでは生葉をていねいに乾燥させてからエキス抽出を行っています。この工程を入れると生臭い香りが完全になくなり、甘く香ばしくなるから不思議 (そう、「どくだみ茶」の香りです。「どくだみ、 はぶちゃ、 ぷーあーる~ 爽健○茶」の香り、と言うとピンとくる人がおおいでしょうか)。
🍃緑茶エキス
普通、緑茶エキスは濁った茶色です。家庭でお茶を煎れた直後は鮮やかな緑色ですが、飲み残しを翌日みると、茶色っぽくなってますね。これと同じ現象です。
これは酸化現象によるもの。むいたリンゴを放置すると茶色くなってきますよね。リンゴを茶色にしないためにはレモン汁をつけると良いことをご存じの方も多いはず。レモン汁のビタミンCが酸化を防ぎ、リンゴの断面を新鮮に保っているのです。
こちらの緑茶エキスも、製造時にビタミンCを入れたおかげで、酸化がとまり写真のようにきれいな緑色が保たれるというわけです。
🍃ビタミンC/E誘導体
ビタミン誘導体はその副作用として、敏感肌への刺激や乾燥が知られていますが、フルフリで採用したビタミン誘導体は、敏感肌でもほとんどしみにくく、お肌を乾燥させないのが特長です。 (ただし、肌バリアが極端に弱っている場合にはしみる場合もあります。必ずパッチテストをしてからお使いください。)
実はこの成分、なんと保湿成分で有名なグリセリンやBGよりも保湿力があるという、ちょっと変わった機能があるビタミン誘導体なのです。このビタミンC/E誘導体保湿成分と同量の保湿剤で水分蒸発の速度を測定した結果、それらより強い保湿作用がありました。
また、ビタミンCだけではなく、ビタミンE誘導体の機能も兼ね備えているため、強い抗酸化力が特長。ビタミンC、Eはそれぞれ単体でも働きますが、一緒にするとよりパワーアップします。難しい話になるので、非常にカンタンにたとえ話で説明しますと、、、
ビタミンCは水にとけやすいけど油が嫌い。
ビタミンEは水が嫌いだけど油にとけやすい。
この得意分野がちがう二人が組み合わさると最強です。ビタミン誘導体たちが皮膚の角質層を旅していく道中には、油分があったり水分があったりします。
油があるところは、油の中を泳ぐのが得意なビタミンEが、油が苦手なCをおんぶしてくれます。水があるところは、水を渡るのが得意なビタミンCが、水が嫌いなEをおんぶして渡ってくれます。と言うわけで、二人はめでたく角質層を浸透することが出来ました。めでたしめでたし!
そして、CとEが一緒にいるとさらに良いことがあります。これはもっと難しい話になりますが、、、
誘導体が外れて放出されたビタミンEが過酸化脂質などにくっつき消費されてしまうと抗酸化作用はそこで終わりですが、もしそこにビタミンCがいてくれると、この過酸化脂質からラジカルを引き継いだビタミンEを更にリサイクルさせてくれるのです。
ようするに、Eがつかまえた悪いヤツをCが逃がさないように捕まえててくれるから、Eがさらに悪いヤツを捕まえられるよ、というような話です。
うーん、これはちょっと乱暴にまとめすぎちゃいましたかね~(笑)
以上、3つの主要成分のご説明&うんちくでした!