【しみ・そばかすケア】シミと紫外線の関係
シミはどうしてできるの?
シミはどのようにしてできるのでしょうか?紫外線がなにか関係する、ということは皆さん何となくご存じのことと思います。
紫外線が肌に与えるダメージは、表皮細胞のDNAを傷つけるということ。DNAとは、細胞の再生をつかさどる大事な情報が書かれている、いわば「細胞の作り方マニュアル」です。紫外線はこのマニュアルに書かれている大事な情報を消してしまう、いたずらっ子の消しゴムのような存在。でも、DNAはとても大事な情報なので、紫外線で消されてもすぐに元通り書きなおします。ところが、何度も何度も書きなおされてるうち、時々、間違いが起きるんです。(細胞もたまにはケアレスミスがあると言うことですね。)
DNA(皮膚細胞の作り方マニュアル)の情報が間違っていると、欠陥品の細胞が作られてしまいます。欠陥にも色々あって、皮膚ガン細胞になってしまう怖いものもありますが、よくある欠陥が、必要ないのに際限なくメラニンを作りつづけてしまう欠陥。これがもっとも一般的なシミ。 光老化によるシミです。(注:シミには23種類の種類があります。ここで触れているのは最も一般的な光老化によるシミです。)
若いうちは、まだDNA書き直しの回数が少ないので、修正間違いがほとんど無く、シミがでる事はまずありません。ところが、20代をすぎる頃に強い日焼けをしたり、吹き出物を作ってしまったりすると、すでに上限近くまで積み重ねられてきたDNAの修正間違いの上に、さらに傷がつけられます。その結果、メラニンを作る遺伝子のブレーキ機能にとうとう欠陥が出てしまい、際限なくメラニンを作りつづける欠陥品の皮膚細胞が生まれます。
…これがシミができるメカニズムです。
シミは防げる?
もし、あなたが若いうちに紫外線を大量に浴びてしまっていれば、残念ながら、シミは防ぎようがない宿命、ということになります。
が!あきらめてはいけません!シミを完全に防ぐ事は出来なくても、欠陥細胞の出現を遅らせれば良いのです。では、どのように遅らせれば良いのでしょうか?これ以上、DNA修正間違いが起きないようにすれば良いのです。
そもそも細胞が修復時にケアレスミスをしなければ良いのですが、そういうわけにも行かないので、DNAの傷をこれ以上増やさないようにして、細胞がDNA修復作業をなるべくしなくてもいいようにしてあげれば良いのです。
つまり、適切なUVケアにより紫外線を防ぐこと。その他、紫外線以外にも活性酸素や、過度のマッサージ、過度の洗顔、ニキビをこじらせることなどもシミの原因になりますのでご注意ください。