【美白ケア】【しみ・そばかすケア】美白化粧品の上手な使いかた
美白化粧品の目的
オーガニックコスメ業界ではあまり美白モノは出ていないようですが、コスメ市場全体では美白化粧品だらけですね。以前に書いたとおり、一般的に美白をしたい方が考えている美白は、「肌全体の透明感を上げること」「肌全体をムラなく白くする(トーンアップする)こと」でした。
それに対し、美白化粧品は、「しみやそばかすを防ぐこと」が目的です。今回は、この目的における、美白化粧品について書きたいと思います。(フルフリではこの類の美白化粧水はお取り扱いがございません。)
≪参考≫ 〖フルフリ調合室〗【美白ケア】【しみ・そばかすケア】そもそも美白とは何??その定義は・・・
美白化粧品を使うとしみが目立つ!?
実は、美白成分を使用することで、かえってシミが目立つと感じることがあるかも知れないのです。可能性は2つです。
1)シミの周りの健康な肌細胞に、より効果を発揮してしまう
シミのない部分のメラノサイトの活性は、シミ部分ほど高くありません。そのため、顔全体に美白コスメを塗ると、まずメラニン生産が少ない部分(シミのない部分)から効いていきます。その結果生じる色の濃淡により、逆にシミが濃くなったように感じる人もいるようです。
もし、そのような結果になれば、シミは以前よりも目立ってしまいます。
2)シミにも周りのお肌にも、均一に効果が出た場合、シミが目立つ
洗濯物を例にとって説明します。お肌のシミも嫌な物ですが、洗濯物のシミも出来れば避けたいですよね。
テーブルクロスに紅茶をこぼしてしまったAさんのお話です。Aさんはベージュ色のテーブルクロスに、紅茶をこぼしてしまいました。あわてて水で洗濯しましたらシミは少し落ちました。Aさんは、もっとシミを落とそうとおもい、さらに漂白剤を使ってみました。シミはさらにもう少し落ちました。しかし周りの布の色も漂白剤で落ちて薄くなってしまいましたので余計目立ってしまいました。
ちょっと変な例ですが、実感を持っていただけたでしょうか?
要は、シミというものは、周りの皮膚の色とシミ箇所の皮膚の色の濃淡の差で目立つので、周りの皮膚だけが白くなれば、より目立ちますし、周りの皮膚とシミが一緒に白くなれば、最初と何ら変わりはありません。
「シミのある人」が、「ちょっと色白のシミがある人」に変わっただけです。
美白化粧品の上手な使いかた
上記を踏まえると、美白化粧品は、使うとすればシミ部分にのみピンポイントで使うのが良いと思います。ただし、シミの周りの皮膚にはみ出てしまい、過剰反応して白くなりすぎてしまう様な成分ですと逆効果ですね。
まあ、やっぱり、レーザーが確実でいいのかなぁ、とは思いますが、抵抗感がある方も多いと思いますので、出来れば美白成分で、安心してシミ対策などをしたいものですよね。