【ピュアポタッシュ】カリ石鹸開発秘話
奥さんの手荒れがきっかけ
フルフリで販売している4つの洗顔フォーム「ピュアポタッシュ」の主原料、『カリ石鹸』を開発したアセント社の松本さんのおはなし。
某大手製薬会社の研究員だった社長の松本憲親さんが、45年前、ひどい手荒れになやむ奥さんのために開発したのが、「カリ石けん」(カリウム石けん、略してカリ石けん)です。
当時、松本さんの奥さんの手はひどいあかぎれとかゆい水泡ができていました。乾燥により指もまっすぐに伸ばせなくなり、無理にのばせばひび割れ、血がにじみ出てしまいます。皮膚科に通院しても改善せず。毎晩ハンドクリームを塗ってはかゆみと痛みに耐えていました。
松本さんは、もしかすると奥さんのひどい肌荒れの犯人は、当時、大量に日本の家庭に入ってきた合成洗剤や合成シャンプーなどが原因では?と考えました。そして、忘れ去られていた昔ながらの「カリ石けん」を手作りで作ってみることに。家中のすべての合成洗剤を松本さんの手作りカリ石けんで置換えてみたところ・・・奥さんの肌荒れは改善!
奥さんを救ったこのカリ石けんは、同じような悩みを抱えた世の人たちの役に立つかもしれない、と思い立った松本さんはさらに研究を重ねました。
カリ石けんとは?
カリ石けんとは、水酸化カリウムで油脂を鹸化させた石けんの事。120年前から医薬品として病院などで使われてきました。カリ石けんは非常に低刺激で皮膚に浸透しない性質により、唯一体内洗浄が可能な石けんであり、その安全性や性能は高く評価されています。人体に対して非常に温和なことから、現在でも産婦人科で重宝されるところもあるようで、もちろん「日本薬局方」でも納められています。
使いやすさを求めて・・・
このすばらしい局方カリ石けんには一つ問題点があります。その問題とは、におい(独特の脂肪酸臭)がきついこと。その問題を克服するため、松本さんは、30年の基礎研究を経て、局方とは違う独自の無添加製法(特許)を開発。一切の添加物を使うことなく酸化を極限に抑えることに成功。局方カリ石けんを超える使いやすいカリ石けんを世に送り出しました。
石けん作りの工程では、その日の気温や湿度、油脂の状態も考慮して、松本さんたちの、職人の勘と経験によって鹸化の状態を目で見て判断しながら製造を進めています。
酸化しにくい、とはいうものの、やはり無添加のカリ石けん。未開封では製造日から1年、開封後は3ヶ月の消費期限内に使って下さいね、とのことです。
ピュアポタッシュシリーズ